歯が急に痛み出したら・・・
痛む歯の応急処置

 虫歯などで痛くなった歯は、放っておいても自然に治ることはないので、歯が痛み出したら、できるだけ早めに歯科医に診てもらうことが一番です。
しかし、休日や夜間、そのほかどうしても歯医者に行く時間が取れないときに、とりあえず少しでも痛みを和らげる方法など、応急処置について、ご紹介しましょう。
痛む歯の応急処置・ぬるま湯でよくうがいをします。イソジンなどの消毒・殺菌効果のある薬を入れて行うとより効果的です。

・痛い歯に穴が開いているようでしたら、歯のまわりや歯にはさまっている食べ物のカスを取り除きます
歯ブラシを歯磨き粉をつけずに使うか、またはデンタルピックなどでそっと取り除きましょう。
・クラウンがかぶせてあったり、神経を抜いた歯が痛む場合(神経がなくても歯は痛むことがあります)は、できるだけその歯で噛まないようにします。

・かぶせ物が取れたときは、瞬間接着剤でつけたりしてはいけません。普段はつけていても外れない程度なら、食事中だけ外しておくようにします。着きが悪い場合は、外しておいて、穴には脱脂綿などを詰めておいてください。

・氷水に浸して固く絞った冷たいタオルや、冷却シートなどを使って、全体を覆う感じで頬部に当てて、冷やします

・逆に体が温まると痛みは強くなります。入浴、運動、飲酒などは避けた方がいいでしょう。喫煙も歯肉粘膜を刺激するので止めましょう

・市販の鎮痛剤や解熱剤は、頭痛だけではなく歯痛にも効くので、服用してみてもいいでしょう。

歯の痛みを和らげる合谷(ごうこく)というツボがあります。手の親指と人差し指の付け根部分にあり、痛い歯がある側を指圧します。5秒くらいずつ5~10回ほど、少し痛いくらいの強さで行います。

これらの方法でも痛みがあまり改善せず、我慢できないほど痛い場合は、休日夜間急患センターや当番医療機関などに行って、早めに治療を受けたほうがいいでしょう。
また痛みが治まったからと言って、そのままにするといつの間にか進行して、さらに痛みが増すばかりでなく、細菌などが入り込んで別の病気を引き起こすことさえあるので、必ず歯科医の診察を受けましょう。

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