アンチエイジングな食生活
~バランスのよい食事~

 前回コラムでは、「酸化ストレス」などによって作られる「活性酸素」が細胞の老化の大きな原因の一つであること、細胞の酸化を防ぐために私たちのからだには「抗酸化力」が備わっていること、その柱である「抗酸化酵素」は年齢とともに減ってしまうこと、などがおわかりいただけたと思います。
 この老化のメカニズムに対して、食生活の面で対抗しようとしたときにまず有効なのが、抗酸化力のもう一つの柱である「抗酸化剤」(活性酸素と反応して無毒化する成分)を摂ることです。具体的に挙げると、
ビタミンC…キウイやイチゴ、トマトなどに多く含まれる、
ビタミンE…ナッツ類、大豆などに多い、
ポリフェノール…赤ワインやブルーベリー、リンゴ、ココアなど、
カテキン…緑茶、
βカロチン…ピーマンやニンジン、カボチャなど緑黄色野菜、
リコピン…トマトやスイカなど、
フラボノイド…豆類やタマネギ、シソ、緑茶など、
セサミノール…ゴマ、
含硫化合物…ニンニクやキャベツなど、
アスタキサンチン…エビやカニなどの色素 などがあります。

 たくさんあるようですが、これでもその一部です。話題になった成分も多いので、ご存知のものもあるかと思います。
ここで大事なことはできるだけ多くの種類の成分を摂ることです。それぞれの成分によって、性質や作用の仕方に違いがあるからです。一つ一つを大量にとる必要はありません。
どんな食材に何という抗酸化剤が含まれているか覚えておけば、よりよいのですがたとえ知らなくても、食事のメニューを工夫して、できるだけいろいろな食材を摂るようにすれば、自ずと多くの種類の抗酸化剤が含まれてきます。ですから、アンチエイジングな食生活で重要なことの一つは「バランスの取れた食事」ということになります。
好き嫌いをせず、多くの食材を使った、見た目にも色とりどりな食事を心がければ、それが抗酸化効果のある食事になるのです。

 アンチエイジングな食生活の心がけとして、一つ目にバランスのよい食事を挙げましたが、まだほかにも、いくつか知っておいたほうがよさそうなアンチエイジングな食生活の方法があるようです。次回コラムで続けたいと思います。


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